とりあえず、やってみる。

思いがまとまらなくても、まずは文章を打ってみる。

近いところにあるほど、使う頻度は高くなる。

先日、タンブラーを買った。目的は、部屋に居るときに水分をしっかり取るためだ。昔は一日中何も飲まなくても平気な時もあった。でも最近では、しばらく水を飲まないと体が疲れやすくなるように感じ始めた。だからと言って、こまめに水分をとるために部屋と冷蔵庫を往復するのも面倒だ。そこで、保冷機能があるタンブラーを手元に置くことで、水分をこまめにとるようにした。

 

そうやって飲み物を手が届く場所に置いたら、こまめに水を飲むようになってタンブラーの中はいつも空になった。不思議なことに、のどが渇いたと感じていなくても、自然とタンブラーを手に取って飲んでいた。逆に、今までのように手元に飲み物が無い場合は、わざわざ冷蔵庫に行ってまで水を飲むことはしなかった。だから、水分をこまめにとるためには、手の届く位置に飲み物があることが大切なのだと思う。

 

そう考えると、必要なものというのは近くに置いたほうがいいのだろう。手が届く範囲にあれば、労力が少なくて済むから使う頻度は高くなりやすいだろう。しかし、今いる場所から動く必要があるところにあれば、そこまで動くのが面倒になってしまって、使う頻度は少なくなりやすいだろう。それは決して気力や性格の問題では無くて、距離があるほど人はそれを負担に感じてしまいやすい心理があるのかもしれない。

 

もし必要なものが遠くにあるとしたら、手の届くところに必要のないものがあるとも言えるだろう。それを防ぐためにも、整理整頓をすることで必要なものを近くに置き、あまり必要ではないものを遠くに置くことが必要になってくると思う。つまり、整理整頓の目的は、単に見た目をスッキリさせるためではなく、自分にとって必要なものを手元にうまく配置することなのかもしれない。