とりあえず、やってみる。

思いがまとまらなくても、まずは文章を打ってみる。

少しキツイことをやってみるほうが、自分が楽になる。

今の勤務地になってからは、毎週月曜日に一週間の作業内容を上司との相談の上で決めている。その際、上司の考えに基づき、週の前半に自分にとって少しキツめの作業量で設定している。しかし、上司が求めていることは、設定した作業工程を完璧にこなすことではなく、あえて自分の今の限界よりも少し上を挑戦することで、自分の能力を上げることが真の狙いなのだそうだ。

 

そして、実際にやってみるとなかなか設定して作業を全てこなしたことはほとんどない。もっとも、そこで翌日以降に持ち越しとなったとしても、週の後半に予備の時間を取っているので、そこで帳尻を合わせられればいい。それもあってか、作業中はそこまで気が重くはならない。しかし、最近になって気が重くならない理由はそれだけではないと思えるようになってきた。

 

人というのは、ともすると楽な方向へと流れやすい。もちろん、それは自然なことだろう。ところが、楽なことばかりになってしまうと、緊張感が薄れてしまいやすいためか気持がダレてしまうことが多い気がする。さらに、そういう状態になれてしまうと自分にとってキツイことに立ち向かえなくなってしまうように思う。そう考えると、楽になりすぎるということは、本当に自分にとっていいことだとは言えないのかもしれない。

 

だからといって、キツイことばかりやろうとすると、心もしくは体のいずれかが拒否反応を示すようになるだろう。だからこそ、「少し」キツめのことをやってみるのがいいのかもしれない。すこしキツイことならば精神的な負担も比較的軽いだろうから、立ち向かいやすくなるだろうし、例え失敗してダメージをうけたとしても、致命傷まではいかないことの方が多いだろう。

 

そもそも、自分の能力を伸ばすためには現在の能力以上のことに挑戦しなけれ限りは、自分の能力は伸びていかないのかもしれない。自分の能力が伸びていかなければ、いつまでも同じことで悩み続けてしまう可能性さえある。そして、そうやって得た能力は本当の自信になるだろう。そう考えると、自分にとって少しキツイことに挑戦し続けることというのは、意外と自分にとって楽な一面があるのかもしれない。