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とりあえず、やってみる。

思いがまとまらなくても、まずは文章を打ってみる。

正直な気持ちを打ち明けて断ることを、大切にする。

気持ちが乗らないことを理由して断ることは、躊躇しやすいし勇気もいる。だからといって断ることをしなければ、どんどん周囲に振り回されていってしまう。それでも、気持ちが乗らないことを正直に打ち明けて断ったほうが、自分が一番楽になれるように今は感じている。というのも、数日前に自分の気持ちが乗らないことを理由に、相手からの誘いを断ったということがあったからだ。

 

先週、飲み会の中である人からあるスポーツをしないかと誘われた。その人とは初対面であったけれど、話を始めるなりすぐに誘ってきた。いかにそのスポーツが素晴らしいということや、そのスポーツをやることで出会いが広がるというようなメリットばかりを、一方的に話してきた。最初は気楽に聞いてきたけれど、あまりにも話が一方的なので、その半ば強引な誘いに反発したくなる気持ちが強くなっていった。

 

その人の話を聞いていて、そのスポーツ自体が嫌になることはなかった。ただ、その人を信頼する気にはとてもなれなかった。何より初対面でいきなり誘ってくること自体が理解できなかった。それに加え、自分の状況を詳しく知らないはずなのに、一方的な判断で人の紹介までしてきた。何というか、自分が得をしたいがために誘ってくるようにしか思えなかった。

 

僕の経験上、そうやって勢いで誘ってくる人はその場だけということが多い。しかし、飲み会から三日後くらいに、その人から「週末にこないか」と連絡がきた。もうその人とは会いたくなかったので、最初は用事があるというようなもっともらしい理由をつけて断ろうとした。しかし、例え用事を理由にしても「じゃあ、この日はどう?」と次の機会をしつこく誘ってくるように思えた。そして、いい断りかたが見つからないまま、時間だけが過ぎていった。

 

それからしばらくして催促の連絡がきたので、思い切って「今は打ち込む気持ちになれない。期待にそえなくて申し訳ない」と返事をした。そうしたら、「残念だ。またやりたくなったら連絡を」と返ってきた。その瞬間、僕はホッとして気持ちが楽になったと同時に嬉しい気持ちになった。というのも、自分の正直な気持ちを理由にしてうまく断ることが初めてできたからだ。

 

今まで僕は、そのような誘いに対して正直に嫌だとは言えなかった。だから、人と会って誘いの話になることが怖くなって、人と会うことに消極的になっていった。でも、問題だったのは相手のほうではなく、うまくNOと言えなかった自分のほうだったと思う。うまくNOと言える確信が持てないから、誘いを恐れてしまうことで人と接しようという気持ちになれなかったような気がしている。

 

今回は正直に断ろうと思えたのは、その場しのぎの対応が相手に通用しないと感じたこともあると思う。もし、用事のようなもっともらしいことで断っても、相手からしたらまだいける余地があると思ってしまうだろう。しかし、その気がないと言ってしまえば、その余地も無くなってしまうに違いない。そう考えると、自分のためだけでなく相手に誤解を与えないためにも、正直な気持ちで断ることが必要なのかもしれない。