とりあえず、やってみる。

思いがまとまらなくても、まずは文章を打ってみる。

自分の内側から起こる変化を、大切にする。

変化というと、自分の外側の刺激から起こるイメージが強い。だから、変化を得るために外側の世界と接触することをすすめるような文章を見たり聞いたりすることが多いだけでなく、それが無ければ意味がないようなことを言っていることも少なくない。しかし、全ての変化が外側の刺激によって起こるわけではなく、中には自分の心境の変化や感じ方の変化から起こることも決して少なくない。

 

自分の内側から起こる変化というのは、すぐに起こることは少ない。最初のうちは、ほんの少しだけそう思うだけのことが多い。そして、時間が経つにつれて、検討や葛藤を経て「変えたほうがいいな」と思いが徐々に固まってくる。その段階まで来ると、しばらくしないうちに、やり方をかえたり新しいものを導入したりしていた。しかも、それらの多くが心から満足できることが多かったような気がする。

 

自分の中から時間をかけて起こった変化がいい方向に進みやすいのは、検討や判断を自分一人で行っているからなのかもしれない。逆に、外からの衝動的な刺激から起こった変化は、最初は変化に感動するけれど、時間が経って冷めてしまうと元に戻ってしまうことも何度かあった。そうなったのも、自分がもともと望んでいなかったか必要だと感じることができなかったからだと今は思う。

 

時には、そういった変化を感じなかったり起こしたくなかったりすることもあるだろう。そういう時は自分の本心は変化を望んでいない時期だと思う。だから、必要性を感じてもいないのに無理やり何かを変えることをしないで、淡々といつものようにやり続けたほうがいいのかもしれない。熟していない果物がおいしくないように、適切な時期ではない強引な変化は自分にとってメリットはほとんど無いはずだ。

 

そして、大切なのは変化が起こったがどうかではなく、変化によって自分が望む方向へ進んだかどうかだと思う。いくら変化しても自分が望まない方法へ進んでしまったら、意味は無いような気がする。そこに気をつけることができたら、無理やり変化を起したり変化をやみくもに否定したりすることもなく、変化を自然と受け入れることができるようになれると感じている。