とりあえず、やってみる。

思いがまとまらなくても、まずは文章を打ってみる。

「無理して決める」よりも、「自然に決まる」を目指す。

生活の中では、決めなくてはいけないのになかなか決められないことは多い。そして、どんなことでも決めたいのに決まらない状態というのは、どこか気持ち悪いものだ。だから、その状態から脱したいあまりに焦って無理やり決めてしまうことも多い。しかし、無理やり決めたことというのは、自分のなかにどこかすっきりしないだけでなく、実行してみても自分が望んだような結果にならないことが多いように感じる。

 

その反面、無理やり決めようとしなくても自然と決まってしまうことが時々ある。自分は望んでいなかったのに周囲が決めるヒントを出してくれたり、あるいはいくつかあった選択肢が自然に消滅してしまったりする。面白いことに、自然と決まっていったことは無理や迷いを感じないことが多い。そして、決まっていったことを実行してみたら、物事がスムーズに進むことが多かったし、最終的には満足できたことも多かった。

 

そう考えると、無理して決めるよりも自然と決まっていく状態を目指すほうがいいのかもしれない。自然と決まっていくほうが、やっぱり自分が無理をすることも減るだろう。そして、もし自分以外の人も絡んでいる場合であれば、周囲を振り回してしまうことも減っていくだろう。つまり、物事が自然と決まっていくことは、自分のためだけではなく周囲のためにもなるとも言えるような気がする。

 

しかし、そこで問題になってくるのが、必ずしも自分が望むタイミングで決まるとは限らない可能性があることだ。ちよっと考えただけで決まっていくこともあれば、どれだけ時間をかけても明確な形が見えてこないことさえある。そのために、早く楽になりたい一心で無理やり決めてしまいたくもなるだろう。自然に決まるまで待つということは、時には忍耐や我慢が必要な場合もあるのかもしれない。

 

そのためには、自然に決まったことでうまくいったことを実感できる必要があると思う。そうやって経験するからこそ、「自然と決まっていくほうがうまくいきやすい」という確信を持てようになってくるような気がする。そして、「いつかは決まっていくものだし、そのほうがうまくいきやすい」と思えることができれば、決められないことを必要以上に恐れなくなるものかもしれない。