とりあえず、やってみる。

思いがまとまらなくても、まずは文章を打ってみる。

フロントや社長を、スケープゴートにしない。

先日、NHKBS1でJ1浦和ー名古屋戦を見ていた時のことだ。試合終了後、浦和の社長が挨拶をした際、サポーターがブーイングしている光景をみた。もちろん、浦和は優勝を逃してしまったのでブーイングされるのも致し方ないと思う。その反面、こうした光景を見てしまうと僕は複雑な気持ちになってしまうのだ。

 

サッカーに限らず野球にも上がるのだが、優勝を逃したり成績不振による監督交代のニュースがあったりすると、フロントや社長がやり玉に挙げられることがよくある。さらにそういった記事がネットに載ると、監督や選手よりもフロントや社長に対する辛辣なコメントをよく目にすることがある。

 

しかし、優勝や昇格(サッカーの場合)といった大きな結果のニュースでは、フロントや社長が評価されるコメントをほとんど見たことがない。だからそういった記事やコメントを見る度に、フロントや社長というのはつくづくかわいそうな立場だなと思ってしまう。何しろ、悪く言われる時はどこまでも悪く言われて、その反面ほとんど褒められることはないのだから。

 

もちろん、フロントや社長のことを甘くみろと言うべきではない。ただ、ちょっとうまくいかなかった時には八つ当たり的にフロントや社長を悪くこき下ろして、いい結果のときには目もくれないというのはどうなのかと思ってしまうのだ。もちろん問題がある時にはしっかりと指摘しなければいけないと思う。でも、ただ悪く言うだけでなくいい結果を残した時には、フロントや社長のことも少しは評価してあげるべきだと思うのだ。

 

望んだ結果が得られなかった時、往々にして反論できない立場のところに批判が行きやすい。でも、反論できないからといって、安易に批判をするのもどうかと思ってしまう。せめてそうやって批判をするなら、それと同じくらい評価もしてあげるべきだと思う。だた批判を浴びせるだけなんて悲しすぎる。どんなに精神が強い人だって、批判は堪えるものなのだから。