とりあえず、やってみる。

思いがまとまらなくても、まずは文章を打ってみる。

ラジオを聴くようになって感じたこと

最近、BGMとしてラジオを聴くようになった。といっても部屋の電波の入りを考慮して、「radiko」や「らじる★らじる」を使用して聴いている。それまでは、お気に入りの音楽をBGMとしていた。しかし、新しい音楽を入れることもなくほぼ同じような音楽ばかり聴き続けていたせいか飽きを感じるようもなってきたので、ラジオを聴いてみようと思うようになった。

 

ラジオを聴いていると、時間によってCMが入ったりコーナーや番組が替わるので時間の感覚をはっきりと意識できるのがいい。さらに、いつどんな曲がかかるかわからないという面白さがある。そんな時にラジオから自分が好きな曲がかかると、なぜだか得したような気分になってしまう。改めてラジオの良さを再認識している。

 

前の会社では外回りをする機会が多かったので、車でラジオを聴くことが多かった。そしてラジオを聴くことが習慣になったせいか、会社を辞めた後もラジオを聴くことが多かった。しかし、時が経つにつれラジオを聴く時間は短くなっていった。最初は新鮮だったラジオもいつの間にかマンネリを感じるようになってしまったのだ。それからはラジオを聴く代わりに自分が好きだった音楽も聴くようになった。自分が心から気に入っている音楽だけを聞いているのだからとても気分は良かった。しかし、いつの間にか気分の良さの代わりに空しさを感じるようになっていた。

 

確かに好きなものばかりに囲まれていると気分はとてもいい。でも、たとえ好きなものばかりに囲まれていても、楽しい気持ちはずっと続くとは限らないような気がするのだ。もしかしたら、好きなものばかりに囲まれる時間が長すぎてしまうと、外に目が向かなくなってしまうのかもしれない。それを心のどこかでは恐れているから、空しさや飽きを感じさせることで、外に目が向かなくなるのを防いでいるのかもしれない。

 

今まで好きになった曲を思い返してみると、ラジオから流れていて好きになった曲が結構ある。言い換えれば、ラジオを聴いていなかったら決して出会うことはなかったということになる。そう考えると、好きなものに囲まれる喜びだけでなく、好きなものを新たに見つけ出すという喜びも、大切なことなのかもしれないと思うのだ。