とりあえず、やってみる。

思いがまとまらなくても、まずは文章を打ってみる。

情報に大切なのは「人のためになっているかどうか」だと思う。

時々、情報の関わり方について述べられたブログや記事を目にすることがある。その中において、「現代は情報過多気味だから、一歩間違えると情報に振り回わされてしまうよ」と言う人も多くいるし、僕もそうだと思う。それに加えて、情報のすべてが有益かといえばそうともいえないものも存在すると僕は思う。だから、情報に振り回されないためにも、それを見極めることはとても大切なことだと思っている。

 

情報についてそのように考えるようになったのは、過去にこんなことがあったからだ。今から13年前、新社会人になった僕は、他の会社との合同新人研修会を受けた。その講義の中で「情報の情という字は情けという意味だ。だから情報というのは人のためになるものではならない。それが最近はどうだ。人のためになっていない情報が多いじゃないか。」と講師がおっしゃった。それを聞いて僕はとても納得してしまった。そして、月日が経っても忘れることなく、今でも心の中に残っている。

 

月日が進むにつれ、さまざまなメディアの形態が増えたことにより、以前よりも多くの情報を受け取ることができるようになった。また、SNSやブログの誕生などにより僕たちも多くの情報を発信をできるようになった。でも、その情報のうちどれだけのものが本当に人のためになっているのだろうかと時々考えてしまう。

 

周囲を貶めて自分を良く見せようとするもの、将来は前途多難というようなことばかりアピールして問題解決の糸口を示していないもの、言いたいことばかりいって相手の言い分を聞こうとしないとしないもの・・・、そんな情報を見る度に、僕は気持ちが滅入ってしまうと同時にあの講師の言葉を思い出してしまう。

 

ろくでもない情報は、簡単に人の心を滅入らせてやる気を奪ってしまう。その反面、ためになる情報は、人の心を明るくしやる気を与えてくれる。それくらい情報というのは、人の心を左右させてしまうものだと思う。だから、情報の質を見極めるためにも、その情報が人のためになるものかどうかに着目することが必要ではないかと思うのだ。