タイトルから見えてくること
ブログでも本でも新聞やネットの記事でも、読んでもらえるかどうかの判断はタイトルに影響されるところが大きいのではないか。もちろん、ブログや本の場合はお気に入りのあの人が書いたものだからということで、無条件に読んでもらえることもあるだろう。でも、多くの場合はタイトルに左右されてしまうと感じてしまう。
タイトルというのは、書いてある内容を一文でまとめたものになることが多い。だから、僕はタイトルを見て不快に感じたらその本文を読むことはほとんど無い。その不快になるものというのは、絶望しか感じられないようなものや誰かを批判しているだけのものや見下したりしているものである。もし仮に読み切ったとしても、新たな発見や読後感の良さを感じられるとは思えないだろう。
逆に、前向きな言葉でまとめられたタイトルを見てしまうと、本文を読んでみることが多い。そして実際に読んでみると、共感できることが書かれてあったり新しい発見があったりしてとても面白い。本文を読み終わった時には、本文だけでなく書いた人にも良い印象を抱いてしまう。確かに、タイトルに魅かれて読んでみたものの・・・ということは少なからずある。でも、やっぱり読んだ後に満足できた方が圧倒的に多いのも事実だ。
やっぱりタイトルには、良くも悪くも書いている人の考えが出ていることが多い。もしかしたら、自然と書いている人の考えに沿ったものになってしまうものかもしれない。例え本文の内容に伴っていないようなタイトルをつけたとしても、本文を読み進めていくうちに化けの皮が剥がれていくような気がする。だから、タイトルというのは一見ごまかせそうなものかもしれないけど、実際にはごまかしがきかないものなのかもしれない。