人に興味を持つということ
ここ毎日、自分のエントリの更新に関係なく参加しているブロググループの更新状況をチェックしている。そこで気を引かれたエントリがあったら「続きを読む」をクリックしてエントリを読んでみている。 特に自分が現在抱えているものと同じような思いを綴ったエントリやブログを書くことの良さや喜びを綴ったエントリには引き込まれる感じで読んでしまうのだが、実はこうしてエントリを読みながら気づいたことがある。それは、やっぱり自分は人に興味を持っているということだ。
よく「人間関係をよくするには、他人に興味を持ちなさい。」ということを耳にする。僕は人間関係の構築がうまくできなかったので何度か他人に興味を持とうと試みたが結局うまくいくことはなかった。周りが面白いと感じていることに面白さを見いだせないことが多かったのだ。周りは面白いから会話が盛り上がっているのに自分は興味を持てなかったから何も話せずに蚊帳の外だったことは数えきれないほどあった。 当然、そんな状況では人を好きになるどころか興味すら持てなくなっていく。そうなれば人を嫌うようになり自分の殻に閉じこもるようになっていく。それは社会人になったらどんどん加速していき、自分は人に興味を持てない人間だとさえ思うようになっていた。
でも、もし自分が本当に人に興味のない人間ならば他人のブログを読んでみようだなんて絶対思わないはずだ。むしろ人に対して興味を持っているからこそこうして他人のブログを読んでいるのであろう。 思えば今まで人に対して幅広く興味を持たなければならないと思っていたんだろう。でも、もしかしたら人は自分とかけ離れすぎたものには興味を持てないのかもしれない。自分と同じか近いものを感じるからこそ人に興味を持てるのではないのだろうか。 もちろん広範囲にわたって人に興味を持てることに越したことはないが、範囲が狭くても人に興味があるのを自覚することや、どんなことで興味を持てるのかということを自覚することのほうが大切なのかもしれない。
どんなに小さくとも人に興味を持っているということを自覚できれば、周りを見る目がいい方向に変わってくるに違いない。そうなれば興味の幅が広がったり周りをどんどんいい目でみれるようになったりしていくのかもしれない。 そしてそれを繰り返していくことが自分が満足できる人間関係の構築につながっていくのだろう。