とりあえず、やってみる。

思いがまとまらなくても、まずは文章を打ってみる。

いろいろなことをやってみることで、問題解決を図る。

今年に入ってから、仕事量をこなすために一件あたりの作業時間をいかに短縮させることに取り組んでいる。そのために、作業順序を見直したりPCのマウスを自分に合った物に取り替えたりミスを恐れすぎずに作業を進めるようにしている。なぜ、こうしていろいろなことを変えているのかというと、作業時間を短縮させる方法というのは決して一つではないと感じていたからだ。

 

それと同時に、作業時間の短縮の妨げになることも決して一つではないように思う。それは手戻りしてしまうような作業順序だったり、マウスが使いにくいために操作スピードが上がらなかったり、ミスを恐れすぎるあまりに体が動かなくなってしまったりというように、様々な角度からの様々な理由があるように感じる。だからこそ、物事を改善するためにはいろいろなことをやってみる必要があると思う。

 

面白いことに、今まで悩んでいた問題が解決する時というのは、その原因が自分が思い込んでいた方向とは違う方向にあった、ということが少なからずあった。それまで自分の能力に問題があると思い込んでいたけれど単に道具に問題があっただけだった、というような感じだ。だから、物事を改善したいと感じたら、一つの方向を見るだけでなく、様々な角度でも見てみることが大切なのかもしれない。

 

しかし、単に道具と自分の気持ちを疑えば物事を改善できるほど単純なことではないと思う。むしろ大切なのは、自分の頭で考えて色々と試してみることではないかと思う。その方が、問題がより具体的になったり、いろいろな考えが組み合わさって思いがけない改善法が見つかったりする可能性が高くなるように感じる。そして、そうやって得た力というのは、自分の中にゆるぎないものとして残るのかもしれない。

 

さらに、このことは自分の外で起きている問題にも言えるような気がしている。自分だけの問題よりも外の世界の問題のほうがいろいろなことが複雑に絡んでいることが多い。そこで、問題解決には様々な方法があるという考えがあれば、変に熱くなることも無く冷静に物事を見られるように思えるのだ。そう考えると、いろいろなことをやって解決を図るというのは、自分のためだけでなくみんなのためにも大切なことなのかもしれない。