とりあえず、やってみる。

思いがまとまらなくても、まずは文章を打ってみる。

相手を信頼することで、言い訳を防ぐ。

「言い訳は、後づけでもできる。」以前、一緒に働いていた人から言われた言葉だ。その人に言わせれば、例え怠慢でやっていなくても「今からやろうとしていました」と言ってしまえばごまかせてしまうものだそうだ。確かに、相手の様子や行動からわかることはあっても、言葉にしない限り相手の考えていることはわからない。だから、ごまかそうとすればいくらでもごまかせてしまうのだろう。

 

僕は、相手に誤解される不安や相手が言ったことへの反応に対する不安が強いあまりに、自分を守ろうとする気持ちが必要以上に強くなっていた。そのために、聞いてもいないのに状況や理由を説明することで相手の反応を限定させることを無意識にやっていた。そんな僕の行動や心理をその人は見抜いてしまったのだろう。だから、冒頭の言葉を言ったのかもしれない。

 

世の中には、自分の考えだけで一方的な反応をする人たちがいる。そして、そういう人たちによって自分が不利な状況になってしまうことが多かった。それを防ぐためにも、自分を守ることは必要かもしれない。でも、自分を何が何でも守ろうとする行動は、相手からしたら自分が信用されていないと感じてしまうのだろう。それをその人は感じていたから、言い訳をされることが許せなかったのだと思う。

 

もちろん、相手に誤解されないように説明することも時には必要だろう。でも、それは相手の反応を見てからでも遅くないのかもしれない。というのも、自分から状況を説明しなくても何事も無く済んでしまう可能性もあるからだ。それなのに、自分を守りたいからという理由だけでいきなり言い訳をするから、相手も不快になってしまうことで状況がこじれてしまうに違いない。

 

そもそも自分の考えだけで一方的な態度をとる人は、ほんの一握りだ。多くの人は、必要以上にケチをつけないし、状況に応じて説明をすれば受け入れようとしてくれる。それなのに、今まで僕は必要以上に一握りの人たちばかりを気にしていた。でも、自分からわざわざ言い訳をしなくても、状況に応じた反応をすれば最終的にはうまくいくような気がする。もしかしたら、その人はそう言いたかったのかもしれない。