とりあえず、やってみる。

思いがまとまらなくても、まずは文章を打ってみる。

頭の中にあるものを、目に見えるようにする。

「やるべきことが多くなってしまった時には、紙に書きだすといい」ということをよく耳にする。そして、大人になるほどそれを実践しているほどが多いように感じる。実際にやるべきことを紙に書き出してみると、その後の作業が順調に進むことが多いように感じる。だから、何をやっていいのか分からない時ほど、書き出すことで目に見えるようにすることが大切なのかもしれない。

 

頭の中だけで把握するのと、書き出して把握するのでは大きな違いがあると思う。というのも、頭の中だけで把握していると思っている時ほど実際と違っていることが多かったからだ。頭の中ではそんなにやることは多くないと思っていたら、実際にはやるべきことがとても多かったことは何度もあった。逆に、とてもやるべきことが多いと思い込んでいたものが、実際にそんなになかったことも何度あった。

 

つまり、紙に書くことは頭の中と現実との違いをなくしていくことかもしれない。頭の中で把握した状況と現実が食い違っていたら、いくら手を尽くしても物事は進展していかないだろう。でも、必ずしも紙に書かなくてもいいと思う。PCのポストイットやメモ帳アプリを使ってもいいと思う。大切なのは、文字のように自分の目で見えるものにすることだと思う。

 

そう思うと、ブログも頭の中と現実との食い違いのなくすものと言えるのかもしれない。実際にこのブログでも、頭の中で考えていたことを文章にしてみると思うようにまとまらなかったことが何度もあった。その一方で、書いている途中でそれまで思ってもいなかったような文章が浮かんだことがあった。だから、時には自分の中にある思いを目に見える形で表現してみるといいように感じる。

 

面白いことに、やるべきことでも自分の思いでも文章にしてみると気持ちが落ち着くことが多い。おそらく、実際に自分の目で見て確認することで安心するのだろう。そう思うと、どんなことであれはっきりしないものに対しては不安を感じやすいのかもしれない。逆に、文字のように明確なものを目にすることでそれまで感じていた不安が和らいで安心できるのかもれない。