とりあえず、やってみる。

思いがまとまらなくても、まずは文章を打ってみる。

誰かを紹介するには、お互いのためになることが大事。

社会に出ると、「こういう人がいるんだけど会ってみない?」という感じで出会いの話が来ることが多い。確かに、社会にでれば新しい出会いも学生の頃よりは減ってしまうから、自然とそういう流れになってしまうのかもしれない。ところが、僕はいきなり誰かを紹介されて出会うということがとても苦手だ。というのも、紹介の話だけでは相手から感じるものが全くないからだ。

 

今は少なくなったけれど、以前は会話の中で新しい出会いの話を持ちかけられることが多かった。特に、「僕はつきあっている人がいない」という話になると、会話している相手から「出会いが欲しいでしょ」と言って面識も無い人を一方的に紹介されることが何度もあった。こういう話をするのは僕とあまり面識がない人ばかりだった。そして、そういった話になる度に僕は不快な気持ちになった。

 

そのような話を聞いて不快な気持ちになった理由の一つは、その人に何らかの魅力を自分で感じることができなかったからだ。実際に会ったりSNSでやりとりしたりすることで、人は相手に対して魅力を感じるきっかけになると思う。ところが、その人と会うこともなく一方的に説明されただけでは、魅力を感じることはほぼ無い。その人と会わずに説明だけで感じるのと、実際にその人に会ったことで感じるのでは大きな違いがある。

 

しかし、僕が不快に感じた最大の理由は相手が一方的に紹介の話をしたからだ。こっちは何も言っていないのに、勝手に判断して話を進めることが納得いかなかった。さらに、良く知らない相手に対して簡単に人を紹介することが信じられなかった。人には相性があってそれで関係が左右されることもあるのに、それを考慮していないように感じた。まるで僕も紹介しようとしている人も大切していないように感じがしてしまった。

 

確かに出会いは大切だと思う。でも、誰かを紹介するのなら、それが本当にお互いのためになることが一番大切だと思う。その思いがあれば、決して安易に人を紹介することはないはずだ。紹介が本当にお互いのためにさせるには、その人のことを知る時間も必要になってくるからだ。ちなみに、安易な気持ちで紹介しようとしてきた人たちとは、再び会うということは決して無かった。