とりあえず、やってみる。

思いがまとまらなくても、まずは文章を打ってみる。

自分のことを話して、相手といい関係を築いていく。

他人といい関係を持つには、相手を知ることが大切になってくる。そのためには、会話の中で相手の話を聞いたり相手に質問したりすることが、相手を知るきっかけになりやすい。もし会話の内容が、お互いに自分のことを話しているのならば、その相手とはいい関係に向かい始めているのかもしれない。そうやってお互いに自分のことを話していくことで、関係がより深まっていくと思う。

 

そう考えると、会話の中で自分のことを質問されたり相手が自分のことを話し始めたりしたのならば、相手は自分といい関係を築きたいと思っている証なのかもしれない。いい関係を築きたいから、こちらのことを知りたくて相手は質問してくるのだろう。あるいは、相手が自分のことを知ってもらいたいから、自分の話をするのだろう。だから、そのような会話になったら、心の中で喜んでもいいのかもしれない。

 

会話が続く人たちの話を聞いていると、話の内容が自分のことか会話している相手のことになっているのが多いように感じる。もしかしたら、自分のことを話している時というのは、聞いている側は興味深く聞くことができ、話している側は気分よく話せているのかもしれない。だから、次々と聞きたいことや話したいことが出てくることによって、会話がうまく続いていくのだろう。

 

もちろん、会話の内容がその場にいない人や芸能人のような第三者のことになる時もある。でも、そういう時でも自分の感想や意見を言っていることが多い。他人の感想や意見というのは、聞いている側にとっては新鮮で興味深いものなのだろう。実際、横で聞いていると「そんな見方もあったのか」と心の中で感心してしまうことが多い。そうやって話のどこかに自分の色があるから、聞いていて面白いのかもしれない。

 

これとは逆に、会話の内容が「誰々がこう言っていた」というようない第三者のことばかりで自分の感想や意見がないものほど、話しづらいものはない。聞いていてもどこか上の空になってしまったり、次話すことも思いつかなかったりしたことが多かった。そういう話をする人たちは、自分のことを話すことはほとんどなかった。だから、僕もその相手に興味が持てなかったし、自分のことを話そうとは思えなかった。

 

もちろん無理して自分のことを話す必要はなく、その時話せる範囲でいいと思う。大切なのは、少しであっても自分のことを話すことで、いい関係を気づきたいという思いを相手に見せることだと思う。少なくとも自分のことを適度に話してくれたら、相手は悪く思わないような気がする。関係がいい方向に進んでいけば、だんだん自分のことも話しやすくなるように思う。