とりあえず、やってみる。

思いがまとまらなくても、まずは文章を打ってみる。

久しぶりの連絡からは、相手に対する思いが見えてくる。

数日前、しばらく連絡がなかった人からLINEが来た。本来ならばこれは喜んでいいことなのかもしれない。しかし、僕は逆に気が重くなってしまった。というのも、その人とLINEのやりとりをしても一方通行になってしまうことが多かった。「また面白くもないやりとりをしなければならないのか」と思ってしまったからだ。そして、今回の内容も一方的なものだった。

 

それから数日して、今度は別の人から久しぶりにLINEが来た。その内容は飲み会の誘いだった。でも、行きたい気持ちにはなれなかった。その人とは他の人達と一緒に飲み会をやったことがある。しかし、会話がうまくかみ合わなかったことが多かったので、その人たちの仲は深くはならなかった。そのために、その人たちと一緒にいても僕は疎外感をずっと感じていた。

 

その一方で、久しぶりに連絡が来ても楽しくやりとりできる人たちもいる。その人たちからは1年に1回程度のペースで連絡がくる。そして、久しぶりに連絡がとれたことでテンションが高くなることもあるのか、LINEであればキャッチボールのように続いて行くし、電話ならばゲラゲラ笑いながら会話が続いていく。その時は僕が楽しいだけでなく、相手も同じように楽しそうな感じだ。

 

同じように久しぶりに連絡が来ても、どうしてこんなに気持ちが違うのだろうか。もしかしたら、違いはその人と一緒にいて心から楽しい時間を過ごせたかどうかではないかと思う。心から楽しい時間を過したことでいい印象が残ったからこそ、久しぶりに連絡がきてもテンションが上がるのかもしれない。逆に、心から楽しいと感じることなく悪い印象だけが残っていれば、連絡が来ても気が重くなってしまうのかもしれない。

 

だから、久しぶりに連絡が来て気が重くなるのは、僕がその人といい関係を築けたと思っていない証なのかもしれない。実際、最初に書いた二人とは会話をしても内容が第三者のことばかりで、近況の話はほとんど無かった。だから、僕も相手に興味が持てないためにその相手に対して消極的になってしまうのだろう。だから、久しぶりに連絡の来たときの反応というのは、その相手に抱いている印象と同じなのかもしれない。