言いたいことを、詰め込もうとしない。

ここ最近、ブログの文章がなかなか決まらないことが多かった。その理由を考えていたら、記事に書きたいことを詰め込もうとしすぎていることが原因の一つに思えてきた。おそらく、最近は「あれも言っておきたい、これも言っておきたい」という気持ちが強すぎたのだと思う。そのために必要以上に考えすぎてしまったので、なかなか文章が決まらなかったと思う。

僕は以前から、話が自分の番になると多くのことをしゃべろうとしてしまう傾向がある。そうなってしまうのも、自分の説明不足によって相手が誤解してしまうことをとても恐れているからだと思う。そのために不備や漏れがないよう、ついあれもこれもと話そうとしてしまうことが多い。しかし、そのように話そうとするたびに、相手からは「そんなにたくさん言われても」と言われてしまうことが多かった。

相手からしたら、一度にいろんなことを話されてしまったら話を受け止められなくなって困ってしまうだろう。そう考えると、いかに自分が相手のことを考える余裕がない状態で話していたのだろう。自分が相手に誤解されないことばかり考えてしまうあまりに、結果として相手が受け止められないような話し方をして誤解を生じさせてしまう。そんな皮肉なことを僕はやり続けていたのだ。

だから、会話にしても文章を書くにしても、言いたいことは気持ち少なめにするのがいいのかもしれない。そのほうが相手の負担も少なくなることで、自分の言いたいことを受け止めてもらえることが多くなるような気がする。逆に、何もかも言おうとしない分だけ自分にも余裕が生まれるので、相手の誤解に対してヒステリックになることなく落ち着いて対処できるようになれるのかもしれない。

それにブログはいつでも何回でも更新できる。だから、何も焦って一気に伝える必要はなかったのだ。そう考えると、今までは思ったことを一度に書こうとしていたけど、何回かに分けて書いてみてもいいのかもしれない。むしろ、そうやって言いたいことを詰め込もうとしないで少しづつ伝えていったほうが、余計な力が抜けて文章でやたらに悩むことも減っていくような気がするのだ。