とりあえず、やってみる。

思いがまとまらなくても、まずは文章を打ってみる。

「大至急」や「早いうちに」と言ってしまわないために

期限に関することで一番困ってしまうのは、「大至急」や「早いうちに」だけとしか言われないことだろう。確かに、言っている本人にしてみたら一刻でも早く欲しいというのが本音なのだと思う。しかし、聞かされた側にしたら、これほど対処に困ってしまう言葉はないように思ってしまう。なぜなら、具体的な期限が見えないために、いつまでやればいいのかと迷いながら進めることになってしまうからだ。

 

それより、時間がなかったとしても「今日の17時までに」や「1時間以内に」と具体的な日時を言われたほうがまだいい。不思議なことに、具体的が期限があると例え条件が厳しかったとしても、その期限を守れてしまう場合が多い。おそらく、具体的な期限があることで、自然とその期限を守ろうとするように考えて行動するようになるのだろう。逆に言えば、期限が抽象的なものだと心や体はうまく動かないもかもしれない。

 

だから、もし「大至急」や「早いうちに」と言われたら、そのままにしないで具体的な日時をはっきりさせることが必要だと思う。実際には「大至急」や「早いうちに」と言われても、すぐに何とかなることな少ないような気がする。そして、多くの場合は予定の変更や中止が伴ってしまうことが多い。だからこそ、予定の変更や中止を必要最小限にするためにも、具体的な日時を設定することが大切だと思う。

 

では、なぜ「大至急」や「早いうちに」と言ってしまうのか。それは、言っている人自身が本当にいつまでに欲しいのかが分からないか判断できないために、つい言ってしまうのかもしれないと思うのだ。だからと言って、それが必ずしも言っている本人だけの問題ではないと思う。もしかしたら、他の相手が絡んでいたりして自分だけでは決められないのかもしれない。

 

だから、誰かに期限のことを言う際には、まず自分が本当にいつまでに必要なのかをはっきりさせてから言ったほうがいいのかもしれない。そうすれば、「大至急」や「早いうちに」という言葉を使うことは確実に少なくなるだろう。何より「大至急」や「早いうちに」言葉からは状況が混乱している印象を感じやすい。そう考えると、具体的な日時を設定できるということは、状況がしっかり把握できていると言えるのかもしれない。