とりあえず、やってみる。

思いがまとまらなくても、まずは文章を打ってみる。

現状維持が必ずしも悪いとは言い切れない。

現状維持というと、あまり悪い感じはしない。良くなっていないけれど悪くもなっていないということになるからだろう。しかし、その一方で「現状維持は悪いことだ」と書かれている文章を時々見かけることがある。おそらく、良くなっていないということは実は悪くなり始めているとも言えることで、現状維持を悪い意味でとらえるべきだということなのかもしれない。

 

でも、現状維持は決して簡単なことではないと思う。状況は刻々と変わるし、物事がいつも自分の思い通りになるとは限らない。そのために現状維持をするには、常に周囲の状況を観察しながらやり方を調整し続けることが必要になってくると思う。それでも、やり方が見つかればいいものの、見つからずに試行錯誤し続けてしまうことさえある。だから、実際には現状を維持するだけでも大変だと感じてしまう。

 

簡単には増えないものは、一定量を確保することさえもなかなか難しいような気がする。収入、仕事の受注量、ブログのアクセス数・・・、これらのものはなかなか簡単には増えないかわりに手を抜けばあっと言う間に落ちてしまう。見方を変えれば、常に一定量を確保できる人というのは状況に応じた対処ができるのだから、それだけ実力があるということになると思う。

 

だから、現状維持は必ずしも悪いとは言い切れないと思う。むしろいいことではないかと思ってしまうくらいだ。それくらい現状を維持することは難しいと思う。もしかしたら、現状を維持することがどれだけ大変なのかを感じられないから、進歩していない現状維持を悪く言えてしまうような気がしてしまうのだ。