とりあえず、やってみる。

思いがまとまらなくても、まずは文章を打ってみる。

お金の払い方で見えてくること

レジで順番待ちをしていると、前の人がお金を払っている様子が見えてしまうことがある。レジの人が金額を確認しやすいように払う人もいれば、レジの人が確認するのに苦労するくらい雑に払う人もいる。僕は以前にスーパーでアルバイトをしていたこともあって、そうしたお金の払い方をいつも気にして見てしまう。

 

お金の払い方をみていると、レジの人が金額を確認しやすいように払う人は、お札の向きも揃っていて硬貨も種類ごとに分けて払っている。その一方で雑に払っている人というのは、お札の向きがばらばらで硬貨もごちゃ混ぜになっている。もっと言えば、お金を整理して払う人はカードも丁寧に出すし、雑な人は投げるような感じでカードを出していることが多い。

 

そして面白いことに、お金を整理して払っている人は愛想がいい。さらに「お願いします」や「ありがとう」という言葉をかける人もいる。そういう言葉を順番待ちで聞く度に、なぜか嬉しくなってしまう。逆に、雑に払う人というのはどこか無愛想で、出てくる言葉もどこか威圧的だったりする。順番待ちでそんなやりとりを見ているとこちらまで気分が悪くなってしまう。当事者ではない横にいる人がそう感じてしまうのだから、レジの人はもっと強く感じてしまうのでないかと思う。

 

そうしたやりとりを見ていると、お金を整理して払っている人というのはレジの人に敬意を払っているのだと思う。逆に、お金を雑に払っている人はレジの人をどこか見下しているのではないかと思う。もっと言えば普段どのように人を見ているかが、お金の払い方に出てしまうような気がするのだ。おそらく、整理して払っている人は相手を気にかけているから整理して払うのだろうし、雑に払う人はそういったことを気にしていないから雑に払えてしまうのではないだろうか。