とりあえず、やってみる。

思いがまとまらなくても、まずは文章を打ってみる。

一気に変えずに、少しずつ変えてみる。

うまくいかないことが続いてしまうと、何かを変えなくてはと考えてしまう。確かに、何か変えることでうまくいかせるようにすることは必要だ。しかし、その際には一気の変化や劇的な変化をあまり求めないほうがいいと思う。むしろ、はやる気持ちをおさえてながら少しずつ変えていった方がいいような気がするのだ。

 

僕は高校くらいの時から、何かを変えて欠点をなくそうと思っていた。しかし、変えようとしてもなかなか変われないことが多く、そんな自分に落ち込んだり責めたりし続けていた。ところが最近になって、自分を急激に変えようとしていたことが問題だったのではと思うようになった。「すぐに変えたい、一気に変わりたい」という思いが強すぎたから、逆に変われなかったのだと思う。

 

こうして「すぐに変えよう、一気に変えよう」というのは、心身ともに急激かつ過大な負担を与えてしまっているのかもしれない。だから、心や体が拒否反応を示してしまって変わることができないのだと思う。振り返ってみれば、一気に変えようとしていた時はどこか義務感や悲壮感を感じ、体もこわばっていたような気がする。つまり、それだけ心にも体にも過剰な負担がかかっていたということだ。

 

だから、一気に変えようとしないで、心が体が拒否反応を示さないように少しずつ変えようとすることが大切だと思う。無理のない範囲で少しずつ変えていき、確かな手ごたえをつかんでいく。そして、この確かな手ごたえが、心や体に変わることへの安心感を与えることになると思う。つまり、いくら頭の中で変えたいと思っていても、心や体が納得していなければ、どんなに頑張っても変わることができないのかもしれない。