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とりあえず、やってみる。

思いがまとまらなくても、まずは文章を打ってみる。

「やめたい」とは言っているけれど・・・

いろんな人と話していると、「仕事をやめたい」という言葉が口癖になっている人がいる。そういう場合の会話というのは、職場の環境や人間関係に文句を言うところから始まって、最後に「仕事をやめたい」と言って締めることが多いような気がする。それが一回ぐらいならまだいいのだが、それが何回も繰り返されてしまうと、こっちの気持ちが滅入ってしまうことが多い。

 

そういった話を聞かされる度に「それならグダグダ言わずにとっとと辞めちゃいなよ」と僕はいつもそう思ってしまっていた。そして多くの人が言っているように、「辞めたい」を連発している人ほど辞めないものだ。そういった観点でみて見ると、辞めたいと連発している人は、辞めるための具体的な行動を起こしている感じがしない。僕にとってはそれが、自分で状況を改善しようせずに不満を他人のせいにしているような感じがして、聞いていていつも不快に感じていた。

 

でも、最近は見方が変わってきた。辞めたいと連発しているだけの人は本当に辞めたいとは思っていない気がするのだ。ただストレスを発散する方法として「辞めたい」と口にする方法をとっているのではないか。思い返してみると、「辞めたい」と言っている口調や表情からは悲壮感が感じられないことが多い。むしろ辞めたいとは本当に思っていないから、辞めたいという言葉が簡単に口に出てしまうのはないかと思ってしまうほどだ。

 

僕は会社を辞めたことがあるが、やっぱり会社を辞めるとなると心も体もエネルギーを使う。だから辞めるということは、強い意志とエネルギーを使うものではないかと思う。なおかつ会社を辞めたからといって状況が好転する保障もない。下手をしたらさらに状況が悪化してしまう可能性だってある。このことをうすうす感じているのか、「辞めたい」を連発している人は、そこまでして会社を辞めるよりも適当に愚痴を言いながら辞めたいと言っているだけの方がいいと、心の底では思っているような気がするのだ。

 

そう考えると、辞めたいと連発しているからと言って、やみくもに目くじらを立てるべきでないかもしれない。それよりも、相手の出てくる言葉のニュアンスや表情に気をつけて、本当に辞めたいと思っているのかどうかを見極めることが大切なのかもしれない。本当に辞めたいと感じたとしても、あるいは憂さ晴らしに辞めたいという言葉を使っていると感じたとしても、その気持ちを受け止める方法はあるはずだ。そして、そうやって受け止めることがまずは大切だと思っている。