とりあえず、やってみる。

思いがまとまらなくても、まずは文章を打ってみる。

苦手な質問

「この中で誰が好き?」「この中で誰がきれいだと思う?」僕はこの類に質問が本当に苦手だ。そういった質問をされてしまうといつも答えるのを躊躇してしまって固まってしまう。そうなると当然、「何やってるんだ。早く答えろよ。」と催促されてしまうのだが、何とかしきなきゃという焦りだけが増してしまって、相手の意図とは裏腹に何も言葉を発せられない状態になってしまう。

 

そのような質問に答えられないのは、おそらく回答した後のことを考えてしまっているからだと思う。例えば、Aさん・Bさん・Cさん・Dさんとう4人の女性が同席しているとする。そして「この中で誰がいいよ?」と言われて、仮に僕がAさんと答えたとする。その時、僕の頭の中では、「じゃあ他の三人は僕に悪印象を抱かないだろうか?」とか「いいと言われたAさんはどう感じているのだろうか?」とかというように相手の反応ばかりを気にしてしまっているのだ。

 

質問した方にしたら、ただ僕の好みを知りたかっただけなのかもしれない。でも僕にとっては、どうしてもそういうふうに捉えることができないのだ。何というか質問した人から優劣をつけさせられているような感じになってしまって、相手に引け目を感じてしまうのだ。僕としては目の前に相手がいる以上は分け隔てなく接したいと思っているから、そういう質問には本当に苦痛でたまらない。

 

僕は、誰が好きがとか誰が一番きれいかといった話題というのは、人や会話内容によっては人を傷つかせてしまうほどのデリケートなものだと思っている。だから、もし「答えたくありません」ということが通るのならばそう言ってしまいたいくらいである。もちろん、あの人いいな、とかあの人きれいだな、と感じることはある。でもそれらのことは、目の前に相手がいる限りは自分の中にしまっておきたいというのが本音だ。