とりあえず、やってみる。

思いがまとまらなくても、まずは文章を打ってみる。

多人数の会話でうまく話せなかったら

僕は3,4人以上の会話が本当に苦手だ。というのも、なかなか思ったことが話せずに、ただ他の皆の話を聞いているだけの状態になってしまうからだ。俗にいう空気同然の状態になってしまっているような感じだ。

 

僕は自分から会話を切り出すということがないので、僕以外の人が喋り始めることで会話が始まる。そして、一度会話が始まると皆それぞれ思ったことを次々と話していってしまうので、皆の会話をかき分けて喋ることがなかなかできない。僕が喋ろうかなと思った瞬間に他の誰かが喋ってしまって、タイミングを逸してしまったことが何度もあった。

 

こうして会話が沈黙も無くテンポ良く続いてしまうと、自分が思っていることを喋る以前に会話についていくだけで精一杯になってしまうことが多い。その会話について自分がどう思ったかを確認している間に、会話はどんどん進んでしまう。そうなってしまっては、自分がどう話そうかというどころではない。おそらく、思うように話すことができないのは、会話をただ追っかけているだけの状態になってしまっているところにもあるのかもしれない。

 

そういう状態になったら、無理やりにでも会話の中に押し入って喋ってしまう手もあるだろう。でもそれをやってしまうと確実に相手からの印象は悪くなるに違いない。人の話を聞いていないとも受け取られかねないし、余裕のなさも感じてしまうだろう。実際、会話に割り込んで話そうとする人は、皆焦っているように見えてしまう。だから、相手の印象を悪くしてまで、自分が思ったことを無理やり話そうとは思わない。それならば、話そう話そうとしないで、皆の話をじっくり聞いていたほうがよっぽどいいと思う。

 

それに、話さずにただ聞いているからといって、絶対に自分が話す番が回ってこないとは限らないのではないか。もしかしたら、誰かが自分のところに振ってくれるかもしれないし、話したいことが出尽くして沈黙の間が生じるかもしれない。そういう時こそ、皆の話を聞いて思ったことをしっかり話せばいいのではないだろうか。そうやって自分が話す番が自然に発生した時に、思ったことが話せるようになったら、多人数との会話も少しづつ苦手意識が薄れていくのかもしれないような気がするのだ。