とりあえず、やってみる。

思いがまとまらなくても、まずは文章を打ってみる。

お誘いに行きたくない本当の理由

「今度飲みに行こうよ」とLINEやメールで連絡が来た場合に、行こうどうか迷ってしまって返事に躊躇してしまう場合が時々ある。そうやって返事に躊躇してしまう場合というのは、「現状のお金の手持ちが少ない」とか「その時間を確実に空けられるか微妙」とか「最近疲れたから家でのんびりしたい」と思っていることが多い。しかしそうは思っていても、心のどこかに行きたいという気持ちもあるので、決断できなくて迷ってしまうことが多い。

 

でも、そうやって返事に躊躇している時点で、本心は行きたくない気持ちのほうが強いんじゃないかと思う。もし本当に行きたいのなら、どの部分の出費を抑えれば費用が捻出できるか真剣に考えるだろうし、飲みに誘われた時間を空けるようにスケジュールを調整したり、休養する時間を捻り出したりするだろう。

 

それに、本当に行きたくない理由というのはお金や時間や体調の問題ではなくて、実は誘われたその人と飲みたくなかったり、一緒に参加する人の中にそりが合わない人がいたり、その人たちと一緒にいても会話が弾まなかったりして面白くないから行きたくないというのが本音だったりすることが多いような気がする。もちろん、それを正直に言ってしまったら人間関係にヒビが入ってしまうだろう。だから、それを避けるために行けない理由をお金や時間の問題へと無意識のうちにすり替えてしまうのかもしれない。

 

それでも、本音の行きたくない気持ちを否定せず認めることは大切だと思う。単純に行きたくない気持ちを否定して、お金や時間の問題にして自分の気持ちをごまかすべきではない。そんなことをやっていたら自分の本心がわからなくなって、さまざまなことに悪影響を及んでくるだろう。

 

確かに、お誘いの全てが絶対行きたいと思えるものばかりではない。それでも、自分をすり減らしたり周囲との軋轢を生ませなかったりするためにも、自分の本音を把握しておくことは大切だと思う。人間の本心というのは、見抜かれる時は簡単に見抜かれてしまうものなのだから。