「木曜提出」と「木曜17時までに提出」との違い
下記エントリを読みながら、いろいろと考えてしまった。
「木曜提出」と言われたら、17時か、24時か、金曜朝か? - ぼくら社Blog
前の会社に勤めていた時、「木曜提出」の書類があるとしたら、僕は木曜の夕方に作成していたことをしょっちゅうやっていた。そういう時というのは「23時59分までに提出すれば木曜提出になるだろう」いう考えだった。
この「23時59分までに提出する」というのは確かに理屈としては間違っていない。でも、23時59分までに提出するために作成した書類というのは、どこかその場しのぎ的な感じになってしまうことが多かった気がする。 そうやってその場しのぎで物事をやってしまうと、必ずどこか後ろめたさが残って堂々としていられないものだ。
だから、木曜提出と言われたら17時に提出したほうが、スッキリとした気持ちで提出できるだろうし、その後の心構えも全然違ってくるだろう。何より、提出先の印象も全然違ってくるはずだ。
でも、木曜提出とだけ言っておきながら17時までに提出するのを期待するのは、少しずるい考えではないだろうかと思うのだ。例えば、木曜提出で時間の指定が無いのなら、18時に提出しても22時に提出しても木曜に提出したのは事実なのだから、決して違反していないという事にならないだろうか。
実際のところ働いている人の多くが、その日やるべきことを何とかこなすだけで精いっぱいで、必要以上に相手を気遣う余裕など無いのではないだろうか。そういった人たちに暗黙の了解を求めるのは酷な話ではないかと思ってしまう。だからこそ、本当に17時までに欲しいのであれば、17時までと明記するべきだと思うのだ。
仕事においては、大抵の人は提出期限を守ってくれる。だから、時間まで明記すればしっかりその時間までに提出してくれるはずだ。それに、提出する側も「木曜までに提出」と「木曜の17時までに提出」と依頼されるのでは、提出するまでの行動が変わってくるような気がする。人間というのは、明確な期限があると、その期限に間に合うように自然に動いてしまうものなのだ。
明確な表現をしなかったためにトラブルが起きてしまったことは、きっと誰にでもあるはずだ。明確な表現をすれば、誤解する可能性が小さくなっていく。だから、提出期限も時間まで明記してあげた方が、提出する側は目標がハッキリして助かるだろうし、提出を受け取る側も自分が望んだ時間までに提出してもらえるというメリットがあると思うのだ。