とりあえず、やってみる。

思いがまとまらなくても、まずは文章を打ってみる。

満足することは決して悪いことじゃない

世の中には「満足したら、そこで終わり」という事を話す人がいる。僕はその言葉を耳にする度に「じゃあ、いつあなたは満足するのですか?満足することのないまま一生を終えることになってもいいのですか?」と質問したくなってしまう。

満足したらそこで終わりだと思ってしまうのは、満足することで向上心が無くなり、それが油断になることによって、その油断から転落の一途を辿ることを非常に恐れているからだと思う。

実際にどの世界でも成功を収めた途端におかしくなって、転落の一途を辿ってしまった話をたくさん耳にしてきた。だから転落しないためにも満足を否定しようとする動きになるのかもしれない。

でも、やみくもに満足を否定するということは、自分を否定することにならないだろうか?頑張って成果を出した自分を認めずに、自分にダメ出しをし続けていることにならないだろうか?そういう形で自分を否定し続けている人が、自分が納得できることを成し遂げ続けられるとは僕は思えない。

それに、満足をしないことを出しすぎてしまうと「自分は満足しない。だからあなたも満足してはいけないよ」と言われている感じがしてならないのだ。だから満足したらそこで終わりという言葉に、僕は納得できないのだと思う。

でも、満足してしまうと全く次に進めないとは思えないのだ。僕の場合、本当に満足できた時には、しばらくすると「次はこうしよう」とか「つきはあの方法でやってみたい」という思いが次々と自然に浮かび上がってくる場合が多い。

おそらく満足している自分を認めることができているから、もっといい気分を味わいたいと心が感じるのだと思う。だから、満足するということは決して向上を止めるブレーキではなく、前に進むエネルギーにもなり得ると思う。

確かに満足からくる油断や慢心には気をつけるべきだ。でも必要以上に燃え尽き感や慢心を恐れずに、満足できる時は満足してもいいのではないかと思う。生きている以上、いつでも満足できるとは限らないのだから。