とりあえず、やってみる。

思いがまとまらなくても、まずは文章を打ってみる。

CDアルバムを処分して

先日、部屋の整理の一環でCDアルバムを処分した。気が付けば、ほとんど聴かない作品がばかりになっていた。ということで欲しいものだけ残してそれ以外は処分することにした。その結果、今回処分したアルバムは37枚になった。割合でいうと3割ぐらいに相当する数になった。

今回は残すかどうかの判断を1枚ずつやっていったのだが、何の迷いもなく残したり処分したりすることが決めれたものもあれば、残すかどうか迷ってしまったものも少なからずあった。面白いことに何の迷いもなく処分行きになったものは、本当に欲しいと思っていなくて買ったものがほとんどだった。

買った時の気持ちを振り返ってみると、大体が「みんなが聴いてるから自分も聴かなきゃ」とか「このアーティストの作品を聴いておかないと恥ずかしいな」とか「このアーティストの作品を知っていないと置いていかれるな」という周囲のことを気にしながら買っていたのだ。もちろん周囲のことを気にしてから買ったもの全てがダメだったわけではない。CDを買って聴いてみたことでそのアーティストや作品の良さが分かったことも少なからずあった。

しかし、好奇心からではなく見栄や体裁から入っても、そのアーティストや作品を本当に好きにはなれなかったことの方が多かった。自分の見栄や体裁のために、心から好きではないものを好きに持っていくことはやっぱり無理があるのだ。

そして、心から好きと感じられないモノに対しては本当の愛情や熱意がないから、時間が経てば自然と淡泊になってしまうのだろう。だからスペースがないから処分しちゃおうという気に簡単になってしまったのだろう。

逆に自分が心から気にいっているものは、スペースがなかろうが無理やりにでも残す方向に持っていってしまう。やっていることは強引かもしれないのに、ストレスを不思議なくらい感じない。そう考えるとモノを残すか処分するかの判断は、自分の思い入れに左右されることもあるのかな、と思ってしまった。