とりあえず、やってみる。

思いがまとまらなくても、まずは文章を打ってみる。

迷うことを否定せず、しっかり迷ってみる。

最近、スマホを買い替えようかどうか迷っている。OSは古いもののまだまだ普通に使える状態であり、そもそもこれにしたいといった機種もない。しかし、OSが古い以上いずれは何らかの支障が出てくるだろうし、本体の支払いのためにしばらく支出が増えることにもなってしまう。結局、継続使用・機種変更ともに決め手に欠けていて、気持の中はスッキリしない状態が続いている。

 

迷いというのは、どうしてもネガティブなイメージがつきまとう。しかし、最近になって迷うことは必ずしも悪いことではないと思えるようになってきた。そもそも、迷うということが自分の本心なのだからそれを否定するのもどうかと思う。だったら、自分で迷っていることを否定しないで、迷っていることを正直に認めてしっかり迷った方が本当に自分のためになるような気がする。

 

むしろ、今日の食事から今後の進路まで、先が見えない以上はいろいろな考えや思いが交錯して迷ってしまうのは自然なことなのかもしれない。だからといって、いつまでも迷ってしまうかといえばそうでもなく、大抵のことは迷っている間に自分の考えが固まるかあるいは外の状況によって決まってしまうかのどちらかになっているような気がする。そう考えると、迷うことを過剰に恐れる必要はないように感じる。

 

だからといって、いつでも迷えばいいかといえばそうでなく、周囲を巻き込む可能性があるものや期限があるものはどこかで決断をする必要があるだろう。迷うことにマイナスイメージがあるのは、迷うことで周囲に迷惑をかける可能性が高いからだろう。それでも、迷っている側は正直に迷っていることを打ち明ける、回答を受ける側は適切な期限を設けたり選択肢をしぼったりする等の工夫をした方がいいように思う。

 

もし迷える時間があるのならば、しっかり迷ったほうがいいように思う。迷うことで現状の問題点が見つかることで対策を練ることもできるし、迷い尽くしたあまり迷うことが嫌になって考えが固まるかもしれない。いずれにしても時間はかかるかもしれないが、迷いきって出した場合というのは決断や時間に対する後悔が不思議と少ないように感じる。もしかしたら、迷うことが自分にとって必要だったからなのかもしれない。